我が母校、六甲出身の文化人
映画監督の黒沢清さんは我が母校、六甲出身なのだけど、彼のなかに六甲らしさが感じられるかと言えばなんとも言えないし、出身大学である立教大学、蓮實重彦先生の影響について語っているのはよく聞くけれど、六甲のことを語っているところ、というか聞かれているところをみたことがない。
そもそも六甲出身の文化人って少ない。いや灘や甲陽だって少ない。灘で言えば小説家の高橋源一郎、甲陽で言えば批評家の柄谷行人くらいだ。ただ彼らをみて灘っぽい、甲陽っぽいという感じはなんとなく分かる。けれども、黒沢清をみて六甲っぽいと感じるだろうか?
そもそも六甲っぽいって何?
六甲と言えば、いまだに坊主頭とか、便所掃除とか、中間体操とか、坂とか、そういうことになるのだけど、そういうのをひっくるめて六甲精神と言って、ストイックな人格を浮かび上がらせる。
確かに黒沢清はややストイックな感じがする。やはり眼に見えないなんらかの力が六甲生には働いているのであろうか? 黒沢清が得意とする「ホラー映画」となんらかの関係がありそうだ。興味深い。
まとめよう。
(1)高橋源一郎= ギャンブル = 灘
(2)柄谷行人 = インテリ = 甲陽
(3)黒沢清 = ホラー = 六甲
六甲 = ホラー …………
キャーーーーーーーーーーーーーーーー
黒沢清監督作品『リアル』6月1日公開! ぜひ☆
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