勉強しよう!
【お知らせ】
※ 『火の顔/松井周(サンプル)』感想文をアップしました。
※ ポツドール『愛の渦』感想文をアップしました。
※ 《東京デスロック論(完全版)》をアップしました。
※ 三条会『ロミオとジュリエット』感想文をアップしました。
※ ナカフラ『44マクベス』感想文をアップしました。
※ 《グランド・フィナーレ》感想文をアップしました。
※ 五反田団『僕の宇宙船、』感想文をアップしました。
よのなかの不況はどうやら避けられないことのようですね。アメリカを見捨てて我々も壊滅的な打撃を受けるか、アメリカと傷をなめ合ってほどほどの被害に留めるかの二者択一だそうです。
物が売れない。仕事がない。だったらちょうど良い機会です。みんなで勉強しましょう。
[問題1]
過去最高益を記録し続けていたトヨタのような企業でも不況になった途端に社員(主に派遣社員や契約社員)を切り捨てなければ、企業を存続できないのか?よのなか分からないことばかりだけど、調子が良い時もあれば悪い時もある。そんなの小学生でも分かるでしょう。それなのに世界を代表するような企業であっても、調子が悪くなった途端に人を切るしか生き残る方法がないのでしょうか。
これってアホじゃないかと思う。役所や、放漫経営で調子に乗って毎日宴会開いてどんちゃん騒ぎというならまだ分かるけど、そうでもないみたいだから、これは真性のアホだと思う。
この問題は、「トヨタ生産方式」とか大げさな話ではなくて少しばかりの計画性があれば克服できるでしょう。経済のことはよく分からないけど、例えば今回の不況を抜け出すまでにだいたい2〜3年かかるだろう。その間は減益が続く。生産量も減る。しかしその間にもやるべきことはあるだろう。新たなプログラムを開発したり、社内イベントを立ち上げたり、etc.
この程度の問題を克服する仕組みが創れないのなら、「トヨタ生産方式」という言葉は2〜3年後には「アホのひとつ覚え」という意味に変わってしまうことでしょう。
よのなかアホばっかりなので、みんなで考えましょう。
《イベント・シンポジウム》のお知らせ
【その1】
■ 出演: 大橋完太郎
■ 日時: 1月25日(日)13:30―16:30
■ 場所: 東京国立近代美術館 講堂
■ 参加費: 1,500円
■ 申し込み/問い合わせ先:
近畿大学国際人文科学研究所 東京コミュニティカレッジ 四谷アート・ステュディウムtel. 03-3351-0591(9:30−17:00、日曜・祭日 休)
※お電話でご予約ください。
■ 概要:
批評を問いつめていくと、結局、空間と時間の体制にぶつかってしまう。しかし、であるならば、批評とは(そして、それが対象とする芸術作品とは)すなわち経済の問題であり政治の問題にすぎないのではないか?
経済と政治という活動を根拠づけているのは、(アダム・スミスの想定した homo economicus というモデルが崩壊してもなお)どのみち主体という単位である。経済も政治も主体(それを体現する有機体、としての人間)を必要とし、その上でそれを操作し、また解決すべきだという問題を捏造しようとする。これらの議論はいずれ、彼らの措定する人間という問題、すなわち「人間の内と外をいかに線引きするか」という問題の変奏でしかない。
人間によらない経済、政治、あるいは空間、時間。別の有機体による(としての)空間・時間体制の仮構。人間の問題でないのであれば、経済という問題はただちに解決(解体)もされるだろう。それらを考えることは、芸術が人間から離れる(ことを考える)よりはずっと簡単であり、有意義である。
芸術(あるいは批評)に関わる偽の問題を、生命科学、(反)精神分析の方法をもって、再考する(解体、解毒する)シンポジウム。
【その2】
■ 日時:1月28日(水)17時30分〜20時30分
■ 会場:東京工業大学大岡山キャンパス 講堂(600人収容)
※ 入場無料・申し込み不要、先着順
■ 司会:東浩紀
■ 概要:
建築、社会設計、そしてコンピュータ・システムの3つの意味をあわせもつ言葉「アーキテクチャ」。それは、現代社会で、多様なニーズに答え、人間を無意識のうちに管理する工学的で匿名的な権力の総称になりつつある。では人文的な知は、そのような権力の台頭にどう対峙すればよいのか。
建築家の磯崎新、社会学者の宮台真司、経済学者の浅田彰を招き、新世代の論客が論戦を挑む。
NHKブックス別巻 思想地図 vol.2 特集・ジェネレーション
- 作者: 東浩紀,北田暁大
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2008/12/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 40人 クリック: 397回
- この商品を含むブログ (100件) を見る
【告知】その3
ディアスポラの力を結集する―ギルロイ、スピヴァク、ボヤーリン兄弟
■ 日時:2月6日(金)13:00-18:00
■ 会場:東京麻布台セミナーハウス・大会議室
■ 日時:2月16日(月)10:30-17:00
■ 会場:延世大学ウィダン館313号室@ソウル、韓国
【告知】その4
ブックフェア
佐々木敦さん「『批評』とは何か?」刊行記念選書フェア
×
大谷能生さん「散文世界の散漫な散策」刊行記念選書フェア
×
前田司郎さん「大木家のたのしい旅行」刊行記念選書フェア
■ 会期:2008年12月31日(水)〜2009年1月31日(土)
■ 会場:ジュンク堂書店新宿店(7Fエスカレーター横フェア棚)
詳しくはこちら
- 作者: 佐々木敦
- 出版社/メーカー: メディア総合研究所
- 発売日: 2008/12/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 6人 クリック: 106回
- この商品を含むブログ (52件) を見る
(ブレインズ叢書2) 散文世界の散漫な散策 二〇世紀の批評を読む
- 作者: 大谷能生
- 出版社/メーカー: メディア総合研究所
- 発売日: 2008/12/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 4人 クリック: 20回
- この商品を含むブログ (26件) を見る
- 作者: 前田司郎
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2008/12
- メディア: 単行本
- クリック: 9回
- この商品を含むブログ (24件) を見る
※ photo by montrez moi les photos
好評?連載中!こちらもよろしく!!
即興→熟考演劇批評五番勝負やってます!!!