白井聡×國分功一郎トークセッション
白井聡『「物質」の蜂起をめざして レーニン、〈力〉の思想』刊行記念トーク
マルクス主義の現代的読み直しへ向かって
■ 日時:2010年7月4日(日)18:30〜20:40
■ 会場:ジュンク堂書店新宿店(8F喫茶コーナー)
《感想文:レーニンもサンデルもびっくり!!!》
白井さんがすごいのか、レーニンがすごいのか、お客さんがすごいのか、いや誰がすごいということではなく、この場に集った人びと、この場で語られたこと全てがすばらしかった。人文書のイベントとしては異例の、入場者数50名を超える盛況ぶりでした。
白井さんがすごいのか、レーニンがすごいのか、お客さんがすごいのか、いや誰がすごいかと言えば、それは國分功一郎さんでしょう(笑)。白井さんの先輩であるという特権(白井さんは國分さんに逆らえない)を振りかざし、
ちょっと立っていいですか。いつも講義のときは立ってやっているんで、いつも通りにやらせてください。
《國分功一郎独演会》
レーニンはもういらない。
サンデルはもういらない。
なぜならば、
我々には、
國分功一郎がいるのだから!!!!!
はい。
いや〜、哲学のど真ん中からこんな人が出てくるとは思いませんでした(笑)。國分さん、面白いです。いや、哲学面白いです。
哲学って無用の用とか言わなくても、ちゃんと本をつくって、ちゃんと本を売ったら、ちゃんと本を買ってもらえるんじゃないか!?
確かに、白井さんの本は難しいのですが、よく売れてます。若い学者(77年生)がなぜレーニンを? 資本主義やばいしレーニン読み直そうか。仕事もリタイアしたしもう一度哲学思想書をじっくり読んでみようか(団塊の世代)。 様々な理由が考えられるのですが、発売から2ヶ月経った今もまだ動いています。
また、國分さんが翻訳された本も難しいです。それに近々刊行される國分さんの「スピノザ論」もおそらく難しいと思います。ただ、今日の会場を見ていると若い学生もたくさんいて、白井さんの著書にポストイットをたくさん貼って読み込んでから来ているんです。まだまだ捨てたもんじゃない。
サンデル売れるし、レーニン売れるし、白井聡がいるし、國分功一郎がいるし、
いける!いける!!
哲学思想書売場、若手を軸に盛り上げていきます。ご期待ください。
- 作者: 白井聡
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《國分功一郎》