國分功一郎×千葉雅也トークセッション



 國分功一郎『スピノザの方法』(みすず書房)刊行記念



■出演:國分功一郎×千葉雅也



■ タイトル:スピノザの哲学原理


■ 日時:2011年2月19日(土)18:35〜20:30


■ 会場:ジュンク堂書店新宿店(8F喫茶コーナー)






■熱心なお客様にご来場頂きました!



■ ありがとうございました。







  《感想文:難しい話をしても大丈夫なんだ》




  
     熱気につつまれた会場



  
     國分功一郎先生



  
     千葉雅也先生


國分功一郎と千葉雅也のアツイトーク



手応え バッチリ!



とにもかくにもお客さんの食付きがよかった。ノートを取っている人がすごく多かった(店でやるトークイベントではあまりないことです)。



また客層も若い人に偏ることなく、年配のお客さんもたくさんいました。そして女性もたくさんいました。



トーク終了後、國分さんが某新聞社の記者の取材に答えているのを後ろで聞きながら、僕もうなずいていました。


難しい話をしても大丈夫なんだ。


本当にそう実感しました。



人文書担当者として、これは前々からずっと言いたかったことですが、なかなか言えなかったことです。



それが昨日の「國分功一郎×千葉雅也トーク」を終えて確信を持って言えるようになりました。



これはサンデルブームとかではない。



何かが変わった。


難しい話をしても大丈夫なんだ。


確かに以下のような問題も常に頭のなかにあります。


  人文思想書を売る上での問題点



・國分さんの『スピノザの方法』を最後までちゃんと読み切ることができる人がどれだけいるだろうか?



・千葉さんの「インフラクティーク序説」の展開に最後までちゃんとついて行ける人がどれだけいるだろうか?



・東さんの『動物化するポストモダン』以後の読者に『思想地図β vol.1』は果たしてどれだけ読んでもらえているだろうか?


東さんはこのあたりの問題を察知して、さりげなく読者をフォローしているように感じます。この問題は売場でも考慮する必要があるでしょう。



ただ「國分×千葉トーク」のあのアツイムードは、國分さんと千葉さんが、というよりもむしろお客さんが創っていた。



役に立つ、役に立たないではなく、「難しくてよく分からないけど、知りたい、勉強したい」という欲望が人々のなかにずっと眠っていたのではないか。それが國分さんや千葉さんのような新たな哲学者の出現によって目覚めたのではないか。




難しい話をしても大丈夫なんだ。




ひきつづき、売場は《攻め》で行きます。




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リーフレットは用意してませんが『ブルータス2011 1/1,15合併号』にブックガイドが掲載されています。


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現代思想〉臨床現象学フェア



  




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