太宰治検定スピンオフイベント〜「しくじった。惚れちゃった」〜




  


  太宰治検定スピンオフイベント




しくじった。惚れちゃった




   出演



木村綾子(太宰治検定実行委員)


久住昌之(漫画家・音楽家)


ミドリカワ書房(ミュージシャン)


くらっぺ(漫画家・マンガ『魚服記』著者)






   日時




2012年6月10日(日)



OPEN12:00 / START13:00 / CLOSE16:00






イベント終了後、即日ツイッターで行った《感想連投ツイート》をブログにまとめました。ぜひお楽しみください!!





【連投予告】

きょうのミッションの風呂掃除と洗濯が終わったよ☆ よしっ!じゃ、始めましょうか。【太宰治検定スピンオフイベント〜「しくじった。惚れちゃった」〜】略して【太宰】感想連投いきま〜〜〜〜す☆☆☆




↓↓↓↓↓





【太宰・1】

太宰治検定スピンオフイベント〜「しくじった。惚れちゃった」〜》@阿佐ヶ谷ロフトA昼間からビール飲みながら、太宰の魅力を根掘り葉掘り、さまざまな角度から語っちゃおうっていう文学漫談企画☆




【太宰・2】

昼間からビールが飲めるだけでも幸せなんだけど、おやまぁ、トークがすっごく面白かった☆ はじめ「3時間やるよ!」と聞かされて「えっ、マジ!? なが!」って思ったけど、トップバッターの久住昌之さんが話しだしたら、もうwww. 時間の感覚が吹っ飛んだ☆




【太宰・3】

あ、そうそう。イベントは「太宰好き全員集合!!」って、太宰好きっていうかねー、もうねー、太宰まっしぐら、ん、逆か?、キムラまっしぐら? 要するに、木村綾子さん(以下キムラ)が声を出して、様々なジャンルから太宰フリークが集まってきたのさ☆




【太宰・4】

やってきたのは、漫画家で音楽家っていうかなんでも創っちゃう久住昌之さん、ミュージシャンのミドリカワ書房さん(本屋じゃないよ、いや本屋とも言えるか?)、漫画家のくらっぺさん(スイーツじゃないよ。言わなくても分かるけど)




【太宰・5】

この人選が大当たり☆っていうか、自ら表現するツールをちゃんと持っていて、表現している表現者だから、知識的に太宰を根掘り葉掘りっていうんじゃなくて、太宰の桂むきって感じ。んっ?




【太宰・6】

まず、久住さんが「○○失格」写真をたくさん持って来てくれたんだ☆そう!太宰の『人間失格』がモチーフ。で、太宰って文章はもちろん言葉選びのセンスっていうかコピーがうまいんだよね。そこに目をつけて、さらに久住さんが独自のセンスでアレンジしちゃったっていう 汗




【太宰・7】


W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W W



【太宰・8】

探せばいるんだな〜、あるんだな〜、「失格」www.『人間失格』ってけっこう重い話しでさー、共感するにしても、しないにしても、あんまり楽しい話しにはなんないんだけどな〜 いやはや、こういうボケ方があったとは! 久住さんサイコー☆




【太宰・9】

写真はナイショだけど、久住昌之さんのライブにいったら観れるかもよ。チェケラ☆











【太宰・10】

二番バッターは、ミュージシャンのミドリカワ書房さん。ミドリカワ書房さんは、よく文学性の強いJ-popミュージシャンって紹介されるけど、歌詞が独特なんだよね。物語性が強いっていうか、「これ小説じゃん!」っていう、、、



【太宰・11】

じゃ、さっそく一曲聴いてみましょう☆ミドリカワ書房さんで



『顔 2005』






【太宰・12】

「いいですねぇ〜」ってキムラなら言う。絶対言う。120%言う★ でもちょっと待ってよ! 冷静に聴いてよ! ミュージシャン=自意識のかたまりとはよく言うけど、これ、なんかおかしくない? 屈折してない? 言っちゃっていいですか、「キショくない?」汗。。。




【太宰・13】

それでねー、もうねー、キムラがねー、ミドリカワ書房さんにピクピク、キュンキュンしているものだから、僕もピンときましたよ。「ああ、これ、太宰だ」★




【太宰・14】

で、きょうはミドリカワ書房さんの『私の恋愛』というナンバーを取り上げて、女性のキムラが、男性でありながら女性の独白体で歌うミドリカワ書房さんに、その気持ちを質問したんだよね。




【太宰・15】

ミドリカワ書房さんの答えは「女になりきる」ってことだったんだけど、これすっごい興味深いんですよ。僕が太宰にやられたって思ったのは、なんと言っても『女生徒』なんですよ。★女性独白体★




【太宰・16】

女性の独白といえば、『ガラスの仮面』の北島マヤって思っちゃうけど、太宰が『ガラスの仮面』読んでたって話しは聞いたことないし、っていうか、無理だし。



   




【太宰・17】

太宰の『女生徒』読んで、「うわっ、やべぇ、こいつ、やっぱできちゃうんだ」って、悔しかったぁ〜★



   




【太宰・18】

でもね、1つ疑問があって、太宰の女性独白体を、男の僕は「やべぇ」って認めるけど、女は認めるだろうか?って。ずっと聞いてみたいと思っていたんだけど、僕のまわりに太宰の『女生徒』を読んでる人がいなくて、、、




【太宰・19】

それでついに答えてくれる女が現れたんだよね☆はい、例のキムラです。木村綾子『いまさら入門 太宰治』(講談社+α文庫)の第四章「オトメン太宰、女心を鷲掴み」で、完璧に答えてくれました。脱帽。ありがとう!



   




【太宰・20】

僕は評論家ぶってけっこう辛口なんだけど、キムラの作品で認めるのが2つあって、1つは『いまさら入門 太宰治』(特に第四章)で、これは町田康さんも評価していたから僕が言うまでもないですね。で、もう1つは短編小説「i2=-1初花風葬」。




【太宰・21】

木村綾子さんの短編小説「i2=-1初花風葬」は今入手できないからネタバレだけど言うと、女子大生が子供姙んでおろすって話。これだけだとケータイ小説にありがちとか揶揄されると思う。



   




【太宰・22】

この主人公の女の子が毎朝、駅のホームに通勤する人を観察しにいくという習性があるの。これがよく分かんないの。この感触が! 確かに太宰の「待つ」がモチーフとも言えるけど、もう言っちゃうけど、キショいの★ 認めざるを得ない!何を!




【太宰・23】

さて。今日はミドリカワ書房さんにキュンキュン☆のキムラ★をみていたら、いろいろ考えていたことが想起されましたとさ。おしまい じゃないよ。ミドリカワ書房さんのライブすっごくよかったよ☆ CDチェケラ



   









【太宰・24】

さてさてさて。ラストバッターは漫画家のくらっぺさん。いきなりみちゃいましょうか。くらっぺさんで


   実況生活




【太宰・25】

   ハハハ・・・




【太宰・26】

ヤバいっしょ★ セリフなし。風景描写と擬音語だけ。太宰の『女生徒』とはまた違った意味でやられたと思いましたよ★




【太宰・27】

小説でよく、「行間を読め!」っていうでしょ。それで決まって、「行間は説明できないんだ。感じろ!もっと感じろ!」とかいうでしょ。でも俺エスパーじゃないから無理だよ。そんなの。




【太宰・28】

この疑問にくらっぺさんが見事に答えてくれたなーって、心底震えました☆




【太宰・29】

ちょっと話変わるけど、最近、朗読にはまっていて、読むんじゃなくて、聴くのに。キムラ原きよさんの朗読を通じて、今まで発見できなかった太宰を見つけたんです☆




【太宰・30】

原きよさんは元アナウンサーってこともあって、朗読でも正しさを追求している。正しいって何? というのは物凄く難しいことで答えはないのだけど。




【太宰・31】

原きよさんは、徹底した発声のトレーニングと徹底した準備によって、ふつうの人では読み取れない風景や心理を綺麗に浮かび上がらせる。本当にブレない。すーっとまっすぐに浮かび上がってくる。




【太宰・32】

対して、木村綾子さんは、太宰作品に出てくる登場人物、特に女性に没入してゆく。キャラクターになりきっちゃう☆




【太宰・33】

キムラの声を聴いているとすごく不思議なの。現代的というのとは違うけど、太宰の時代の女性ではないの。でも違和感ないの。太宰の登場人物が、なにかアニメ作品のキャラみたいに動き出すの☆ ありえないんだけど、ありえるの。ストンって胸に入ってくる☆




【太宰・34】

さて。話は漫画家のくらっぺさんに戻ります。きょう、くらっぺさんの漫画から、原さんやキムラの朗読によって発見した太宰と同様に、僕が独力では発見できなかった太宰を発見しました☆




【太宰・35】

くらっぺさんは、太宰の『魚服記』の漫画家に挑戦したんです☆ 




【太宰・36】

   参考




太宰治『魚服記』




【太宰・37】

くらっぺさん、見た目はゆるキャラなんですけど、言うこととやることが過激なんです。「太宰に挑戦してやろう。勝ってやろうと思って、『魚服記』の漫画化に挑戦した」って(汗)




【太宰・38】

ネタバレになるから言わないけど、太宰の『魚服記』ってすごく難しい勝負どころがあるんです。くらっぺさんは、そのシーンにおける格闘の一部始終を語ってくれました☆




【太宰・39】

あとくらっぺさんの漫画から僕が感じ取ったのは、スワっていう女の主人公の人柄なんですね☆ スワって名前の響きが好きなのだけど、文章を読んでいるだけではスワが浮かんでこないんですよ。太宰自身、実は書ききれていないんじゃないかとさえ思います★




【太宰・40】

そのスワがねー、くらっぺさんの漫画みて、「あ〜、スワだ」って分かるんですよ。うれしくなりましたね。すごく悲しい話だけど、スワは生きているんだって実感できました☆




【太宰・41完】

木村綾子さん、久住昌之さん、ミドリカワ書房さん、くらっぺさん、太宰検定スタッフの皆さん、充実した一日をありがとうございました☆☆☆



   




88888888




↓↓↓↓↓





   次回《注目のイベント》


  木村綾子の今どきブンガク論〜




『文学とたにし』vol.2耽美派



 太宰治検定オフォシャルサイト













  そろそろ連載再開!?こちらもよろしく!!

阪根Jr.タイガース




  そろそろ更新再開!?

 阪根タイガース日記