創作

山椒は小粒でもぴりりと辛い

1. 万智ちゃんを先生と呼ぶ子らがいて神奈川県立橋本高校 橋本を説明する時に、制服のスカートの下にトレパンを穿くファッションが流行っている場所といっても今ひとつピンとこないので、「俵万智ゆかりの地」と説明することにした。100年ぐらい経てば駅前…

橋本コンパクトライフ

1. けっきょく橋本に住むことにした。家賃を抑えたいという経済的な事情が一番大きいけれど、二つのことが決め手になったように思う。一つは、昨年研究会に参加するために橋本にある多摩美術大学に二回足を運んだことだ。新しいことを始める際、多くは偶然…

文学拡張大作戦フェア

《初版》(1月5日) ほぼ毎日更新中!! 《担当者日記》 《佐々木敦・古谷利裕・前田塁 文芸批評本三連発刊行記念》 文学拡張大作戦フェア 《第1期》 会場:ジュンク堂書店新宿店(7F 東側人文書フェア棚) 会期:2010年1月2日(土)〜1月31日(日) 《第2…

《柴崎友香フェア》

《改訂版》(11月1日) 《柴崎友香フェア》は11月1日をもちまして終了しました。たくさんのお客様にご来店頂きました。誠にありがとうございました。 ■■ 日記書いてんねん。 《担当者日記》 《柴崎友香『ドリーマーズ』(講談社)刊行記念》 《柴崎友香フェ…

《福永信フェア》

《6.1訂版》(7月24日) 《福永信フェア》を開催しました。!!! 福永信『アクロバット前夜90°』(リトルモア)刊行記念 《福永信フェア》 会場:ジュンク堂書店新宿店(7F東側フェア棚) 会期:2009年6月1日(月)〜7月31日(金) ■■ 日 記 《担当者日記》…

保坂和志《世界の奏でる選書フェア》

《最終版》(12月2日) 【御礼】 2ヶ月間に渡って開催致しました保坂和志《世界の奏でる選書フェア》が11月30日を持ちまして無事終了致しました。たくさんのお客様にご来店頂き、誠にありがとうございました。 しまった!磯崎さんにサインもらうの忘れてた…

今日の出来事

(初出 2006年1月14日) 履歴書のストックを3部程。それは昨日書き終えてしまって、今朝は旅行で持ち帰ったチケットやパンフレットなんかをスクラップブックに貼り付けて、その作業も30分もかからず終えてしまって、今日来た2通の年賀状の返信をして、部屋…

そうだ 古谷利裕フェア、やろう。

《最終版》(9月14日) ポニョに会ったら伝えてくれ。 俺は嫁を大事にする男だと。 今日、定食屋で「本日の定食」を頼んだら、さんまと唐揚げとご飯があって、さらにカレーうどんまでついてきた。感動した。うまかった。これ以上ない幸せを感じた。そして今…

古谷利裕《世界へと滲み出す選書フェア》リスト

《アンコール開催の棚の様子》 ※ 第1期《入門篇》は『世界へと滲み出す脳』の内容に沿った良書を拙者が選書しました。 ※ 第2期《ガチガチ篇》、第3期《ごちゃごちゃ篇》は 『世界へと滲み出す脳』(青土社)の著者である古谷利裕氏に選書して頂きました。…

シチュー

保坂和志『季節の記憶』で一番美しいのは、この主人公がスープをつくる習慣を持っているということで、この前バイトの女の子が「さかねさん、今日シチュー作ったんですけど、火をちゃんと消したかどうか覚えてなくて、気が気でないんです」と言ってきたのだ…

不敵な微笑み

【その1】自転車に乗ったお母さんの横を小さな子どもが走っている。それ程の距離を走ったようには見えないけれど、「はーはー」と息が切れている。お母さんも「この子大丈夫かしら」とちょっと心配そう。でも子どもは走るのをやめようとしない。 この子ども…

湘南

下北沢から数駅の各駅停車しかとまらない駅に住んでいる僕にとって、新宿の逆方向へ行くことには、かなりの苦痛を覚える。やっときた電車に乗っても、急行電車に追い越されて、なかなか前へ進まない。わずかな距離でさえ果てしなく感じる苛立ち。 そんな苦痛…

神戸

スタバがあって、ロフトがあって、ユニクロがあって、百貨店の1Fはコスメで、婦人服売り場が幅を利かせていて、有名ブランドショップが軒並み名を連ねている。こういった変化は東京で起こっている、それと何ら変わらない。 予備校時代に時間を潰していたド…